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2015年8月28日金曜日

経口補水液を考える・・・

暑さもいくぶん和らいできていますね。 やや夕方は涼しくなっており薬局内にある無料のコーヒーの出も多くなってきました。 
秋口に差し掛かっていますが、この時期でも意外に大事なのが、脱水症状。そこに焦点をあててみたいと思います。
 
ここ数年、テレビCMの効果やネット広告により経口補水療法が浸透してきました。中でも最も有名なのが、OS-1になっています。
うみがめ薬局でももちろん扱っていますが、やはり味が塩辛い、飲みにくいという意見が多く上がっています。 

そんなお子様のためにうみがめでは、アクアライトというお子様でも飲みやすい経口補水液を販売しています。1本からでも販売していますので、脱水症状水分補給などでぜひ、アクアライトを利用してみてください。 

あまりに脱水症状がひどい場合は、医院の受診になりますが、脱水の初期には経口補水液が重要だと思います。(2003年アメリカ疾病管理予防センター(CDC)のガイドラインにも書いてあります)

ここで注意。

ポカリなど運動時にいい清涼飲料水を飲ませるご両親がいますが、ポカリなどのスポーツドリンクは運動時の激しい発汗によって失われた水分を補給する目的で作成されています。熱中症や脱水症状は、運動時に比べからだの中の電解質がかなり不足しています。
それを補給する目的なのが、OS-1やアクアライトなんです。電解質を多く含んでいるため、味はしょっぱく、おいしいと感じません。糖分を中心としたポカリを多量に飲んでも効果はあまりないでしょう。状況によっては危険な場合があります。

なので脱水や熱中症、嘔吐下痢にはかならず経口補水液を摂らせてあげてください。併用薬あるお子様のお薬でリチウム、バルプロ酸ナトリウムを服用している場合でも十分に脱水には注意しましょう。厳格に血液の中の治療域が決められています。また、ゾニサミド、トピラマートを服用している場合、利尿作用や薬特有の発汗障害もあり熱中症に普段より気をつけなければいけません。(その場合は体を冷やすことも忘れずに)


 OS-1とアクアライトのNaの濃度を比較してみると、アクアライトの方がやや低くなっていますが、(これが飲みやすい理由のひとつ)まったく飲めないとお子様にとって意味がないため飲める範囲の味で補水されることをおすすめします。またアクアライトは糖分で味付けし、風味を調整されています。 その分ナトリウムの電解質の配合が低めに設定されほかのイオンバランスを付加して特長づけています。 

OS-1と単純に、電解質の脱水状況における吸収を比べてしまうとアクアライトの方が低いですが何度も言うとおり飲めないと何も意味がないのでここは、飲めるほうをチョイスしたほうがおすすめです。


近年はOS1と同等の吸収で味のよい、アクアサポートというのもあります。靑りんご味でとても飲みやすくなっていますので断然おすすめなのですがお子様によっては 不自然な靑りんご味に感じることがあるため、これも一長一短というところでしょう。 
のめるのであれば、アクアサポートまたはOS-1で対応し 味が苦手で飲めないのであればアクアライトで初期は対応し、すぐ付近の医院に行くのが重要です。



ちなみにこの文章を書いてる私はアクアサポート押しです。