うみがめ薬局のブログはここ★

うみがめ薬局は、ユーワグループの薬局です。
ユーワのブログホームページに うみがめ薬局が登場しますので時々チェックしてみてください

2015年8月31日月曜日

白米を玄米に変えて血糖値改善・・?エピソード2


前回の記事に記入し考察した通り、確かに玄米は栄養価も高く 糖尿や血糖値に関してのリスクは大いに減少させる可能性がありそうです。

 しかし、 味はやはりツヤツヤピカピカの白米に負けてしまします。 
精米し、甘みを引き立てて炊飯しているので味の観点でやはり仕方ない。
お米は、内側にいけばいくほど、でんぷんである炭水化物になる。
精米度合が高いほどでんぷんが中心となる。
だから精米度合が高いほど、美味しい、それは周知の事実ですし化学的にも間違いありません。しかし栄養素も少なく、カロリーのみが高い食べ物です。
 

そのでんぷんが、体内でさまざまな工程をへて分解され、最終的にブドウ糖となり体内に吸収され、血糖が上昇します。
ブドウ糖のかたちになって、血糖が上昇することがポイントです。 なので、分解する仮定がありますので、時間差で血糖が上がってくるということです。

 お米に含まれるでんぷんは、種々の糖がいっぱいくっついた複合的な糖だと考えてください。いろんな経過で分解させますので、分解に時間がかかります。


(後述しますが、この、時間をかけゆっくりと血糖をあげて体内に糖を吸収させ、膵臓から出るインスリンなどで糖を分解させる。
結果血糖の上昇がゆるやかになる、そして血糖が下がってくる、のが今回の狙い)

余談になりますが、 では飲料水やお菓子などの成分原料で、 ブドウ糖、と書かれていたら、またはブドウ糖果糖液と書いてある場合、摂取後おどろくほど すばやいスピードで血糖が上昇します。 なぜなら、分解せずに体内に糖として、エネルギーとして吸収される為です。

 勉強時、または激しい運動(体内のグリコーゲンが枯渇するため)、低血糖時の回復時にはそのスピード感が大事ですが、普段の運動習慣もない食生活ではそのスピードが膵臓に負担を与え、結果血糖の上昇リスクを高めるでしょう。
また、エネルギーとして吸収しきれずに、中性脂肪となり太ってしまいます。 避けた方がよさそうです。(美味しいんですがね)

おもに清涼飲料水に配合されているようですが、人間のからだは、デンプンの分解によってだけでもかなりの血糖を吸収しています。
(あなたがパン、白米を食べているのであれば。)

 それで十分人間は体づくりができています。きちんとした食生活であればブドウ糖で素早いスピードで血糖を上げる必要が日常生活ではほとんど生じません。

このようなブドウ糖果糖などの液体が配合されているものは、避けた方がいいでしょう。

なぜかそれは・・・次回のブログで。

薬剤師 かめ川


2015年8月29日土曜日

白米を玄米に変えて血糖値改善・・?エピソード1

今日のブログのお題を書くのは かめ川です。

私は趣味でトライアスロンをしている為、オンシーズンは減量をします。
運動もかなりの強度レベルで行いますが、やはり年齢と共に減量しにくくなってきたため
食事制限をします。
 制限ポイントは白米の摂取を大きく減らしますがこれは適正な方法と運動療法、筋トレのセットができることで成功しますので見よう見真似でいきなり全ての炭水化物の摂取をカットする、なんてみなさんは絶対にしてはいけません。

 そんな悪玉にあがりやすい炭水化物の王様中の王様である、まさにエンペラー、白米ですが、この白米についてちょっとスポットをあげてみました。
 
 糖尿病の改善を目的にしている、または血糖値が多少高く食事療法で・・と悩む場合、白米を玄米に変えるのはどうですか、と現場で質問を受けたことがあります。
 食事療法を行おうと自主的にされる方は非常にまれだと思います。薬だけで改善しようとされたり一時的な運動で改善しようとする方がおおいですがオススメしません。

薬物療法と併用しても、やはり体内に摂取するものを意識しなければあまり改善しないでしょう。糖尿の薬、腎透析の薬をのんでいる場合でも同様でやはり食事療法が根幹にあります。食事によってさまざまな酵素、すい臓によるインスリンの作用、食欲抑制ホルモンの分泌、糖の代謝と驚くほどの因果関係があります。(長いので今回は割愛します)

 題名である、その白米を玄米にかえる、という質問ですが、いきなり食べなれた精米されつくしたおいしい、甘い白米を一気に玄米を変える、というのは結論から言いますが長続きしないでしょう。生まれてからずっと主食にされている白米をいきなり玄米に変えれるでしょうか。味も、やはり工夫しないと玄米は食べるのは難しいと思います。

  検索サイト結果(類似含む)だけで、 【玄米おいしくない】の結果が60万件、【玄米レシピ】で80万件、【玄米つづかない】で30万件 、とこの結果の考察だけで、どうでしょう、苦労することが目に見えています。

 とはいえはるか昔の主食でもあった玄米。いまさらですが白米と玄米の組成をみてみると・・ 食物繊維で5倍程度、各種ミネラルはMg, K(インスリンをうまく作用させる補助) ,ビタミンB郡(糖をうまく代謝させる補助的作用)も数倍入っており栄養価的にはスペシャルです。

 工夫次第では、食べれるんでしょうが。今回ブログをかいている かめ川は、玄米食は一時期断念した経緯があります。栄養価的な目的であれば大いに推奨していますが、今回のテーマはあくまで血糖値の上昇について。 食物繊維の量が白米の56倍もある玄米で、食物繊維と血糖値の影響を考えよう、ということです。


医学の専門誌である『Archives of Internal Medicine20106月号に載っておりました。

題して、White Rice, Brown Rice, and Risk of Type 2 Diabetes in US Men and Women 

ということですが、(リンクはここ)

白米を玄米にかえて、糖尿病のリスクはどのくらい減ったか、というコホート研究。
結果的にいいまして16%、糖尿のリスクが減ったということです。20万人が研究対象で14年、22年と研究しています。民族性の差があるかもしれませんが興味深い論文でした。しかし1日摂取量が白米50gです。 

1合が150g程度なので、1日三回または2回白米を食べているオウチは軽く50gの摂取量は超えてるのが現在の日本の民族性の食卓かもしれません。やきそば、パスタ、お好み焼きにおむすびセット、と炭水化物が今の世の中にはあふれていますね。日本の食生活は炭水化物に頼っています。

基本的に50gの白米を玄米50gにかえた結果、糖尿のリスクが大いに下がったということですが、ではさらに1100gの白米を玄米にけたらどうなったか、 結果は16%以上のものになると予想されます。リスクが下がった、つまりここでは言及されていませんが、血糖の改善につながっていると思います。


じゃあ、白米から玄米にするのがやっぱり一番だよね、となりそうですが、そこが難しいんです。
だっておいしくないもん。

ならどうするの??


続きはまた今度。。。


2015年8月28日金曜日

経口補水液を考える・・・

暑さもいくぶん和らいできていますね。 やや夕方は涼しくなっており薬局内にある無料のコーヒーの出も多くなってきました。 
秋口に差し掛かっていますが、この時期でも意外に大事なのが、脱水症状。そこに焦点をあててみたいと思います。
 
ここ数年、テレビCMの効果やネット広告により経口補水療法が浸透してきました。中でも最も有名なのが、OS-1になっています。
うみがめ薬局でももちろん扱っていますが、やはり味が塩辛い、飲みにくいという意見が多く上がっています。 

そんなお子様のためにうみがめでは、アクアライトというお子様でも飲みやすい経口補水液を販売しています。1本からでも販売していますので、脱水症状水分補給などでぜひ、アクアライトを利用してみてください。 

あまりに脱水症状がひどい場合は、医院の受診になりますが、脱水の初期には経口補水液が重要だと思います。(2003年アメリカ疾病管理予防センター(CDC)のガイドラインにも書いてあります)

ここで注意。

ポカリなど運動時にいい清涼飲料水を飲ませるご両親がいますが、ポカリなどのスポーツドリンクは運動時の激しい発汗によって失われた水分を補給する目的で作成されています。熱中症や脱水症状は、運動時に比べからだの中の電解質がかなり不足しています。
それを補給する目的なのが、OS-1やアクアライトなんです。電解質を多く含んでいるため、味はしょっぱく、おいしいと感じません。糖分を中心としたポカリを多量に飲んでも効果はあまりないでしょう。状況によっては危険な場合があります。

なので脱水や熱中症、嘔吐下痢にはかならず経口補水液を摂らせてあげてください。併用薬あるお子様のお薬でリチウム、バルプロ酸ナトリウムを服用している場合でも十分に脱水には注意しましょう。厳格に血液の中の治療域が決められています。また、ゾニサミド、トピラマートを服用している場合、利尿作用や薬特有の発汗障害もあり熱中症に普段より気をつけなければいけません。(その場合は体を冷やすことも忘れずに)


 OS-1とアクアライトのNaの濃度を比較してみると、アクアライトの方がやや低くなっていますが、(これが飲みやすい理由のひとつ)まったく飲めないとお子様にとって意味がないため飲める範囲の味で補水されることをおすすめします。またアクアライトは糖分で味付けし、風味を調整されています。 その分ナトリウムの電解質の配合が低めに設定されほかのイオンバランスを付加して特長づけています。 

OS-1と単純に、電解質の脱水状況における吸収を比べてしまうとアクアライトの方が低いですが何度も言うとおり飲めないと何も意味がないのでここは、飲めるほうをチョイスしたほうがおすすめです。


近年はOS1と同等の吸収で味のよい、アクアサポートというのもあります。靑りんご味でとても飲みやすくなっていますので断然おすすめなのですがお子様によっては 不自然な靑りんご味に感じることがあるため、これも一長一短というところでしょう。 
のめるのであれば、アクアサポートまたはOS-1で対応し 味が苦手で飲めないのであればアクアライトで初期は対応し、すぐ付近の医院に行くのが重要です。



ちなみにこの文章を書いてる私はアクアサポート押しです。

2015年8月25日火曜日

台風15号接近しました!!

スタッフ全員びしょ濡れで薬局に到着しました。
遠方に住んでいるスタッフもいるため、全員出勤はかないませんでした・・・。


出勤できた薬剤師は1名でしたが、患者さんが少なかったので
余裕をもって投薬することができました。


だいぶ雨風共におさまってきました。
午後からは患者さんが増えるかもしれませんね。
薬剤師1名、事務2名の3人体制で
いつもより人員が少ないですが引き続きがんばります!!

2015年8月22日土曜日

化学教室の舞台裏

うみがめ化学教室が、2015年8月20日無事開催されました。
薬剤師スタッフ一同、実は準備に準備を重ねたものになります。

しゃぼん液の構成、まぜる順番、打ち合わせなどなど。
液体も、混ぜる順番をきちんとすれば、あんなにきれいなシャボンができるんです。

化学教室は おおにぎわいで、本当に安心しました。

ぜひ今回参加されなかった方、次回以降うみがめ薬局にぜひ
お越し下さい。

不定期にユーワホームページ又は
うみがめ薬剤師 つぶやきブログである 当ブログで告知します☆

うみがめ化学教室 第1回 はこちら。