前回の続きのお話です。(うみがめ薬局薬剤師つぶやきブログ・エピソード1/クリックするとエピソード1に。)
前回の記事に記入し考察した通り、確かに玄米は栄養価も高く 糖尿や血糖値に関してのリスクは大いに減少させる可能性がありそうです。
しかし、 味はやはりツヤツヤピカピカの白米に負けてしまします。
精米し、甘みを引き立てて炊飯しているので味の観点でやはり仕方ない。
お米は、内側にいけばいくほど、でんぷんである炭水化物になる。
精米度合が高いほどでんぷんが中心となる。
だから精米度合が高いほど、美味しい、それは周知の事実ですし化学的にも間違いありません。しかし栄養素も少なく、カロリーのみが高い食べ物です。
そのでんぷんが、体内でさまざまな工程をへて分解され、最終的にブドウ糖となり体内に吸収され、血糖が上昇します。
ブドウ糖のかたちになって、血糖が上昇することがポイントです。 なので、分解する仮定がありますので、時間差で血糖が上がってくるということです。
お米に含まれるでんぷんは、種々の糖がいっぱいくっついた複合的な糖だと考えてください。いろんな経過で分解させますので、分解に時間がかかります。
(後述しますが、この、時間をかけゆっくりと血糖をあげて体内に糖を吸収させ、膵臓から出るインスリンなどで糖を分解させる。
結果血糖の上昇がゆるやかになる、そして血糖が下がってくる、のが今回の狙い)
余談になりますが、 では飲料水やお菓子などの成分原料で、 ブドウ糖、と書かれていたら、またはブドウ糖果糖液と書いてある場合、摂取後おどろくほど すばやいスピードで血糖が上昇します。 なぜなら、分解せずに体内に糖として、エネルギーとして吸収される為です。
勉強時、または激しい運動(体内のグリコーゲンが枯渇するため)、低血糖時の回復時にはそのスピード感が大事ですが、普段の運動習慣もない食生活ではそのスピードが膵臓に負担を与え、結果血糖の上昇リスクを高めるでしょう。
また、エネルギーとして吸収しきれずに、中性脂肪となり太ってしまいます。 避けた方がよさそうです。(美味しいんですがね)
おもに清涼飲料水に配合されているようですが、人間のからだは、デンプンの分解によってだけでもかなりの血糖を吸収しています。
(あなたがパン、白米を食べているのであれば。)
それで十分人間は体づくりができています。きちんとした食生活であればブドウ糖で素早いスピードで血糖を上げる必要が日常生活ではほとんど生じません。
このようなブドウ糖果糖などの液体が配合されているものは、避けた方がいいでしょう。
なぜかそれは・・・次回のブログで。
薬剤師 かめ川